eラーニング(イーラーニング)・webinar(ウェビナー)システム:ホームお客様導入事例>企業会計基準委員会(公益財団法人 財務会計基準機構)様

課題・導入前のニーズ

企業会計基準委員会専門研究員 丸山顕義氏企業会計基準委員会専門研究員
丸山顕義氏

■ 委員会審議をWEBで一般公開
■ 委員会スタッフによる会計基準の解説セミナーの会員向け公開

企業の会計基準を策定する企業会計基準委員会と、委員会が活動するための資金や人を調達し、支える役目を担う公益財団法人 財務会計基準機構。企業会計基準委員会は現在、日本も2015~6年ごろに取り入れる見込みの国際会計基準(IFRS)と、日本の会計基準を“近づける”作業(コンバージェンス)とIFRS改善のための意見発信などを進めている。

原則月2回開かれる委員会は、公開が規約で義務づけられている。だが傍聴するには、議場(同委員会と財団のある東京都千代田区内幸町の富国生命ビル)を訪れなければならず、これまでは必ずしも公開性が高いとはいえなかった。また、関心の高いテーマが議論に上った後には問い合わせが殺到することもあった。そこで、委員会をバーチャルに傍聴できるようにしようと、2008年7月からWEB上で委員会審議を公開することを決めた。

さらに2009年5月には、上場会社や監査法人など約3,600の法人会員と、600人を超える個人会員向けサービスとして、会計基準を作った委員会スタッフ自らがその会計基準を説明する、eラーニングスタイルのWEBセミナーを開始することを決めた。

導入の決め手、利用状況

■ コストとパフォーマンス。オペレーションも簡単
■ ビデオでの信頼性からセミナー・CMSも導入

導入するサービスの検討を始めたところ、相談したKDDI株式会社から紹介されたのが『nice to meet you ビデオ』だった。担当した企業会計基準委員会専門研究員の丸山顕義氏は「コスト、パフォーマンスともに優れていた。オペレーションの部分も難しくなかった」と決め手を語る。

2008年7月から、1回3時間から3時間半ほどの委員会は開催日翌日の午後にアーカイブに掲載され、『nice to meet you ビデオ』で一般公開されている。

その信頼から翌年5月、企業会計基準の普及を図るとともに、会員である企業の財務・経理担当にメリットとなるセミナーのWEB公開が決まった時、公開方法として『nice to meet you セミナー』と『nice to meet you CMS』が採用された。

これまでセミナーに掲載された10本の内9本は、個別の会計基準について、その会計基準を作成したスタッフ自身が50分ほど解説する内容で、とても判り易いと会員から好評だった。また今後は、会員の関心の高い国際的な会計基準の動きやバックグラウンド情報を伝えるセミナーを公開していくという。

導入効果

■ 問い合わせへの説明が簡単になり、誤解が生まれることもなくなる
■ 「導入の意図がプラスのほうにはっきり出た」

『nice to meet you ビデオ』の導入効果について、丸山氏は「効果は明らか。今までは会議場に来ないと、どういう議論が委員会で行われているか分からなかった。また、もめそうな議題では、噂のような形で間違った情報が1人歩きすることもあった。WEB公開することでより多くの方々に実際の議論を見ていただけるようになり、変な誤解が伝わらなくなった」と話す。

「一例が、リーマンショックで始まった金融危機当時。株・債券の評価の問題をめぐり、委員会では議論が白熱し、問い合わせも非常に増えた。これまでは慎重かつ詳細に説明しなければいけなかったが、すでに『nice to meet you ビデオ』を導入していたので、簡単な説明に加えて『WEBを見てもらえば実際が分かりますよ』と伝えれば、それで話が済むうえに、誤解が生まれない。非常にはっきりとした効果が出て、ボードメンバー・スタッフともに導入して良かったとの声が上がった。導入の意図がプラスのほうにはっきり出た」と語る。

またセミナーも、個別の会計基準をセミナー形式で説明するというのは初めての試みだったが、会員からは「理解の助けになる」と好評だったという。新たに始めた国際会計基準に関連するセミナーも、丸山氏は「日本がどちらに行くのか、業務にどう影響があるのか。IFRSについては不安感が先に立っている」と分析し、「セミナーはいろいろ開かれているが、どこもすぐ満員になる。参加できなかった人や、もう一度確認したかった人から、良い取り組みですねとご評価いただいている」と、会員にとって有益な情報提供になっていると話す。

今後の展望

▼企業会計基準委員会の審議をWEB公開するために『nice to meet you ビデオ』を、個別の会計基準や国際会計基準の動きなどを解説するセミナーを会員向けに公開するために『nice to meet you セミナー』と『nice to meet you CMS』を導入した、企業会計基準委員会(公益財団法人 財務会計基準機構)。運用方法や導入効果などを、企業会計基準委員会専門研究員の丸山顕義氏に伺った。

■ ビデオはライブ対応も視野
■ セミナーはよりインタラクティブに

現状は、委員会の翌日午後に『nice to meet you ビデオ』に掲載する運用だが、丸山氏は「重要性が高い会計基準では、翌日では遅いと不満が出てくる可能性は否定できない。将来的にはライブをやってほしいという声も出てくる可能性がある」と話す。また撮影に関しても、「話している人にズームアップするなど、リアリティーを出していきたい。視聴する側にしてみると、議論の展開がよりリアルに分かる方が、納得感が高いはず」と話す。

セミナーについても、「アンケート機能などを使って、インタラクティブにできると良いのでは」と、よりいっそうの充実に意欲を語った。

企業会計基準委員会(公益財団法人 財務会計基準機構)

団体名 企業会計基準委員会(公益財団法人 財務会計基準機構)
業種 学術研究,専門・技術サービス業
事務局所在地 東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル20階
導入サービス nice to meet you ビデオ/セミナー・CMS
URL https://www.asb.or.jp/asb/top.do

※本事例は2010年4月に取材した内容を基に作成・掲載しております。現在の取材先企業のサービス内容とは関わりありませんのでご注意ください。

ページトップへ